#include <pty.h>
int openpty(int *amaster, int *aslave, char *name,
const struct termios *termp,
const struct winsize *winp);
pid_t forkpty(int *amaster, char *name,
const struct termios *termp,
const struct winsize *winp);
#include <utmp.h>
int login_tty(int fd);
-lutil でリンクする。
login_tty() 関数は、ファイルディスクリプター fd で参照される端末にログインする準備をする (fd は実際の端末デバイスでも、 openpty() で返される疑似端末のスレーブでもよい)。 具体的には、新しいセッションを作成し、 fd を呼び出し元のプロセスの制御端末とし、 呼び出し元の標準入力・標準出力・標準エラーのストリームを fd に設定した後、 fd をクローズする。
forkpty() 関数は openpty(), fork(2), login_tty() を組み合わせ、疑似端末を操作する新しいプロセスを生成する。疑似端末のマスタ側を参照するファイルディスクリプターは amaster で返される。 name が NULL でない場合には、スレーブのファイル名を返すのに name が指すバッファーが使用される。 termp と winp 引数は、NULL でなければ、 疑似端末のスレーブ側の端末属性とウインドウサイズを決定する。
ioctl(2) が fd を呼び出し元のプロセスの制御端末に設定するのに失敗した場合、 login_tty() は失敗する。
openpty() と fork(2) のどちらかが失敗した場合、 forkpty() は失敗する。
| インターフェース | 属性 | 値 |
| forkpty(), openpty() | Thread safety | MT-Safe locale |
| login_tty() | Thread safety | MT-Unsafe race:ttyname |
2.0.92 より前のバージョンの glibc では、 openpty() は BSD 疑似端末ペアのファイルディスクリプターを返す。 2.0.92 以降の glibc では、 openpty() はまず Unix 98 疑似端末ペアをオープンしようとし、それに失敗した場合に BSD 疑似端末ペアのオープンへと移行する。